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貞山運河はその圧倒的な由緒とスケールにも関わらず歴史に埋没し、忘れ去られた存在でした。何度か再開発計画があったもののうまくいかず、結果として誰も手をつけないという状態が生まれていました。理由としては・・・・

  • 県、自治体、地元の企業、いずれもことごとく財政危機で運河どころではなかったこと。
  • 49kmと非常に長く、地域コミュニティの枠をはみ出してしまうこと。
  • 河川法、港湾法、海岸法、自然公園法、漁業法、県条例など関連する法令が多く所管もバラバラであること。

このような状態は問題があると考え、貞山運河の研究を始めた有志グループが、社団法人東北ニュービジネス協議会 の中にありました。宮崎正俊東北大学名誉教授を部会長とする「海洋ニュービジネス研究部会」(平成15年9月発足)です。もともと海に関係するニュービジネスを創造し地域経済に寄与しようと始められた、中小企業の経営者らによる月例の会議でしたが、臨海部を縦断する運河の可能性に魅せられていったという経緯があります。 海洋ニュービジネス研究部会は、平成19年3月、研究成果をまとめようと考えて独自に「貞山運河を活用した観光産業の振興について〜運河の魅力再発見に向けた提言〜」という報告書を刊行しました。

ちょうどその作業をしていた平成19年1月、国土交通省港湾局は、「運河の魅力再発見プロジェクト」という公募事業を開始しました。それは、

「地域と港湾管理者等が主体となって、「運河」の魅力を再発見し、地域の個性を活かした水辺の賑わい空間づくりや水上ネットワークの構築、防災機能の強化等を図り、「運河」を核とした魅力ある地域づくりへの取り組みを国が支援する」

というものでした。

それならば、応募するしかない!と考えたわれわれは、準会員として海洋ニュービジネス研究部会にずっと参加していた名取市の佐々木一十郎市長と相談して2月28日、提案書を国土交通省に提出。4月13日に次のとおり認定されました。

  • 貞山運河の魅力再発見プロジェクト(宮城県:貞山運河、仙台塩釜港)
  • 中央区運河のにぎわいづくりプロジェクト(東京都:朝潮運河、東京港)
  • ヨコハマ水辺空間活性化プロジェクト(神奈川県:横浜内港地区、横浜港)
  • 富岩運河元気わくわくプロジェクト(富山県:富岩運河・住友運河、伏木富山港)
  • 「温故知多新」半田運河再活性化プロジェクト(愛知県:半田運河、衣浦港)
  • 南港咲洲キャナルを活用したコスモスクエア地区活性化プロジェクト(大阪府:咲洲キャナル、大阪港)
  • 21世紀の尼崎運河再生プロジェクト(兵庫県:尼崎運河、尼崎西宮芦屋港)
  • 堀川運河ふれあい文化交流促進プロジェクト(宮崎県:堀川運河、油津港)
  • 風・水・光 なごや運河ものがたり(中川運河・堀川、名古屋港)
  • 兵庫運河を活用した地域活性化プロジェクト(兵庫運河、神戸港)

その後、名取市が呼びかけ人となって地域一丸となって運河の魅力を再発見するための組織を立ち上げることになりました。これが、「貞山運河の魅力再発見協議会」です。

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