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貞山運河南側でもっとも見どころの多いところが名取市閖上(ゆりあげ)地区です。

閖上地区は一級河川の名取川が太平洋へと注ぐ風光明媚な河口の町で、古く江戸時代からの伝統ある閖上漁港を有し、いまもカレイ、ヒラメなど、近海の鮮魚類が水揚げされています。また閖上海岸は、釣りやヨット・サーフィンなど、マリンレジャーを楽しむ人や、夏には海水浴場として多くの人たちで賑わいます。一方、日曜日と祝祭日に開催される「ゆりあげ港朝市」には、新鮮な魚介類を求めて毎週大勢いの買い物客が訪れており、閖上は名取市でも有数の魅力あふれる観光地区として知られています。




見どころ

■閖上の松原:

名取川河口の閖上から北釜にかけては、“白砂青松”の形容詞にふさわしい美しい砂浜と松林がまっすぐに伸びています。サイクルスポーツセンター屋上からの眺めはまさに絶景かな。

■広浦の入江:

“名取八景”に挙げられる「広浦の夕勝」は、写真愛好家が愛して止まないベストポイントのひとつ。ヨシ原には自然の生きものたちが息づき、“国の重要湿地”にも選ばれています。




美味しもの

■焼きカレイ:

藩政時代に仙台藩直轄の漁港として栄えた閖上港には、近海ものの魚が豊富に水揚げされました。肉厚で香ばしい焼きカレイは、今も変わらぬ味わいで多くの人に親しまれています。

■赤貝丼:

東京の「三ツ星・寿司店」でも最高級品として扱われている閖上の赤貝は、近年、名物づくりを目指す商工会の人たちにより、“赤貝丼”として地元の店でも提供されるようになりました。

■ゆりあげ朝市:

毎週日曜日の朝5時半からはじまる、有名な朝市。魚介類だけではなく農産物もあり、閖上のものだけではなく全県から新鮮な魚が集結する。値段の安さには定評があります。




体験イベント

■地引網:

春から秋にかけ、閖上の浜では昔より地引網という漁法で魚を取っていました。それを今に伝える体験地引網は、季節イベントとして家族連れや団体など多くの人に喜ばれています。

■川舟めぐり:

仙台藩祖・伊達政宗公によって築かれた貞山運河を川舟で巡る“水紀行”は、歴史探訪と景観観賞の魅力にあふれ、観光スポットとしての新たな閖上の価値を高めています。


井土浦・広浦の干潟

名取川河口の北側、砂浜、干潟、潟湖、河口、塩性湿地、クロマツ・アカマツ海岸林に続く自然要素が規則的に整った仙台湾海浜地域で最も景観の自然度が高い 地域です。ハマニンニクなどの砂浜植物群落に加え、ヨシ・アイアシなどの湿地植物群落が良く発達しています。水深は比較的深く、大面積の干潟が出現するの は大潮の時に限られるため、鳥類ではシギ・チドリ類が少なく、絶滅危惧種のオオタカ、準絶滅危惧種のハイタカなどの猛禽類の生息が確認されています。

昆虫では、汽水域で産卵する希少種のヒヌマイトトンボが塩生植物群落で確認され、底生生物では多毛類のイトメやゴカイ、カニ類はチゴガニが優占種となって干潟のほぼ全域に分布しています。

貞山運河本線から井土浦をのぞむ。松林の裏が井土浦だが、陸路では到達できない

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