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近代的な交通手段が発達していない時代に、人や物資を運ぶのは大変でした。大量の輸送には船を使うのが便利ですが、海上輸送では港が必要ですし、天候に左右されることから、安全で安定した輸送を確保するのが難しい面もあります。また、輸送の範囲が海のそばに限定されます。

そこで、人工的な水路として運河が登場するわけですが、運河は海上輸送の多くの難点を解消します。海が近くにありながら、その海に沿って貞山運河を建設したのは、運河の利点を最大限に活かすためだったと思われます。

貞山運河は1597年から1884年(明治17年)までのおよそ300年かけて、全長49kmが建設されました。そのほとんどがいまも残っています。貞山運河は建設期間の点でもでも、また現存する規模の点でも、歴史的価値が高いといえます。特に明治になって国が近代化のために投資した名残がいまも見られるのは興味深いことです。

貞山運河の周辺にはいまなお豊な自然がたくさん残っています。野鳥が多数生息する干潟は自然環境として価値が高いと言えます。貞山運河が四季折々に見せる景観の素晴らしさは格別です。

鉄道の敷設になどにより近代的な陸上輸送が発達してからは、貞山運河の役割は終えました。しかし、いまも漁船やプレジャーボートの航行に使われており、近くに住む住民の生活を支えています。また、釣りや遊歩などリクレーションの場所として、近隣の人たちに親しまれています。 貞山運河は歴史的価値と自然環境を併せもつ地域の貴重な財産です。そして、それは地域の人々の生活のなかで、いまもなお生きています。こんな貞山運河の魅力を少しでも多くの人に知っていただきたいと願っています。

貞山運河の魅力再発見協議会会長  宮崎 正俊

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